今年の夏ぐらいから仕事をしてても自分の生産性が低いなと感じることが多くなった。 集中力が持つ時間が短くなったり、少し時間がかかりそうなタスクに手をつけるのが億劫になったりしていた。
この状態はあまり好ましくないので生産性を取り戻そうと試行錯誤した結果、取り戻すことができた。 なぜそのような状態に陥ったのかというのは結局分からなかった。なので、また同じ状態になってしまうことはある。
そもそも人間の体調や気分などは一定周期で上下していてそれに抗うのは難しく、そういう状態になってしまうのは避けられないのかもしれない。
集中力が切れそうな時に切れないようにする
集中力が切れそうだという時は分かったので、この時になにかをすることでまた集中状態に戻ってこようと考えた。
結論から言えばこれは成功しなかった。
実際に試した方法はガムを噛む、なにか手先で遊べる玩具を手元に置いておく等。
結局どちらも機能しなかった。 集中状態に戻ることはできず、少しでも集中が継続するわけでもなく特に変化がなかった。
タスクを整理する
結果的にはこれが成功した。
前は GTD ツールなども使っていたのだがそれらを使うのはやめていた。 理由は簡単でタスクを登録して管理していくこと自体が面倒になったからである。
しかし今回は Notion で自分用のタスク管理ツールを作ってそれで管理するようにしてみた。
このタスク管理データベースは次のような方針になっている。
- 仕事のタスクも家のタスクもすべて一つのデータベースに入れる
- JIRA ほどではなくても良いが緩くワークフローを管理する
- とりあえずタスクを作って整理は後から
- カンバン形式で表示してカードを動かして
こうやって今やらなければいけないことだけを見えるようにしておき、後でやればよいこと・考えればいいことは ToDo として忘れられるようにすると今やるべきことに集中できるようになった。
Notion のデータベースはタスクを管理するための機能が豊富に揃っているというわけではないので足りない部分は API を使って実装する必要がある。
例えば毎週繰り返すようなタスクはデータベースで表現するのが難しい。
そこで繰り返しタスクを実現するツールを自分で作って動かしている。 このツールは大体次のような動作をする。
- スケジュールタスクのテンプレートとなるページを探してくる
- そのテンプレートから作成されたページが一定間隔を過ぎていれば新しいページを作る
スケジュールの定義はページのプロパティで行っていて、例えばそのプロパティに every Sunday と書いておくと毎週日曜日に新しいページが作られる。
（今のところ日次・週次・月次に対応している）
Notion は API が使えるようになってより強力になった
このように API を使えば更に機能を拡張して自分好みのツールにすることができる。
今回のようなタスク管理ツールを Notion 以外で実現しようと思ったら JIRA を使うしかなかったかもしれない。 もしくは Asana や Trello でも実現できるかもしれないが具体的にどうやったらいいかは分からない。
Notion を使ったのは試さなくても実現できそうだということが分かっていたことと、API クライアントを自分で実装 していたからに過ぎないのだが。